二重天井

防音で以外に音を止めるのが難しいのが天井。
重量のある素材をあまり使えず、2F部分には寝室兼子供の遊びスペースが配置されている為、空気音よりも直接音がStudio内に漏れる恐れがあることと、遮音を十分に行わなければ家族の眠る時間に音出しできなくなってしまいます。
今回、通常の部屋は64mmの米松無垢のフロアを使っていますが、いくら厚い無垢板でも、単一素材での防音は難しいため、
寝室側(2Fの床)は38mmの米松無垢フロア+12.5mmのプラスターボード+(1.2mmの遮音シート×2)+12.5mmのコンパネで仕上げ、Studio側(1Fの天井)との間に40mmのロックウール+(50mmのグラスウール×2)を挟み、Studio天井として、9mmのコンパネ+(1.2mmの遮音シート×2)+9mmのプラスターボード+仕上げ天井材の構造としました。
1Fの天井と2Fの床は本来、接点が無いほうが良いのですが、今回の構造では難しいため、梁に双方の受けを止めています。
ただ、梁が400mm近くある米松の無垢の梁であるため、通常の建売のような振動が伝わる事は無いと思われます。


スタジオ側から天井を見ると、400mmもある丸太の梁が通っていますが、それだけでは天井のスパンが広くなりすぎるため、2×12材(4cm×27cm)の天井補強をし、その上に12.5mmのコンパネをねじ止めしています。
先ほどのコンパネを2F側から見て、その上に防音シートを二重張りしています。
防音シートは1枚目と2枚目の継ぎ目をずらしているため隙間はありません。
また、シートの端は上側に折り返して壁で挟み込む形になっています。
2F(寝室床は)防音シートの上に12.5mmのプラスターボードを貼り、その上から38mmの米松の無垢のフロアで仕上げました。
1Fスタジオ側天井の梁の接地部分には全て遮音コーキングを施し、コンパネの隙間はサッシなどを施工するときに用いる、ブチルテープでふさぎました。
2F床の受け梁とは位置も高さも変えて1F天井下地を入れてゆきます。こちらは2×10材(4cm×22cm)です。
1Fの天井下地と同時に、ロックウールを入れてゆきます。
ロックウール施工後、縦サンを入れてグラスウールとパネルが施工できるように下地を完成させます。
外壁の遮音シートはそのまま天井面に回りこむように施工し、最終は遮音シートで内側全体を覆うようにします。

ロックウールと下地の間に50mmのグラスウール(10kg)を2重に敷き詰めて天井内は完成です。

仕上げは天井用の石膏ボードです。